JavaScriptで扱えるデータ

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JavaScriptでは情報を次の4つの形式に分類して扱う。

数値   10、0.1、10e3 など
文字列  "Hello"、"Script" など
論理値  true(真)またはfalse(偽)
null    null値。何も入っていないことを表す特別なキーワード

■数値

数値型には「整数」と「浮動小数点数」がある。

●整数

「整数」とは、小数点以下を持たない数値をいう。整数には「正」と「負」がある。また「10進数」「8進数」「16進数」の3種類の整数を扱うことができる。

10進数(正)  123
10進数(負)  -123
8進数      056
16進数     0x7F

●浮動小数点数

「浮動少数点数」とは、小数点以下を持ち、小数の表現が浮動小数点により表されているもの。これにも「正」と「負」がある。浮動小数点数では、小数点以下を持った10進数、またはべき乗の識別子(E,e)と指数を持った10進数を扱える。

1.23  10進数(正)
-1.23  10進数(負)
1e3   べき乗の識別子と指数を持った10進数

■文字列

「文字列」とは、0文字以上の文字のことをいう。文字列は「"」ダブルクォーテーションか「'」シングルクォーテーションで囲んで記述する。

"Hello"     ダブルクォーテーションで囲む
'JavaScript'  スングルクォーテーションで囲む
"234"      数字を囲む
" "        空文字

■論理値とnull値

「論理値」は「true(真)」または「false(偽)」のどちらかをもっている値のことをいう。これはデータの比較や判定などに用いる。(*JavaScriptでは、C言語と異なり、「1」「0」といったものは論理値として扱わない。)

「null値」とは「何もない」ことを表す特別な値のこと。例えば、定義されていない変数を参照しようとしたときなどに、null値が返される。null値は「何もない」という値を持っているため、文字列の空文字や、数値の0とは異なることに注意が必要。


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このページは、管理者が2008年9月14日 12:43に書いたブログ記事です。

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